薬学生のサイクルブログ

とある薬学生がのんびり気ままに書くブログ

胡坐をかいていたら再試になったお話

今週のお題「試験の思い出」

以前、このお題に則った記事を投稿していたけど、もっと相応しい出来事があったのを思い出したのでまた書いた。概要としては、タイトルの通りだ。

以前の記事

”薬学部は、比較的専門科目の再試率が高い学部。上位学年になると再試がない方が珍しいなんてこともザラにある学部だ。”

なんてことを書いたが、かく言う私は今まで(執筆時)一度しか再試になったことがなく、ほとんどの学期を再試ナシで終えている。しかも再試になった科目は教養科目であり、専門科目に限って見ればゼロだ。

今回はその唯一の再試についての思い出。

まぁその経緯というか遠因がアホすぎて、自分でもこうしてネタにしているし、学友からは”ネタ枠再試”なんて呼ばれていたりする。

再試になった科目は数学。カリキュラム上では数学Ⅱと呼ばれていた。高校の数学Ⅱと異なり、弊校の数学Ⅱはザックリとした統計学について学ぶ。成績評価が試験結果の平方根を10倍したものであったこともあり、アホさやネタに拍車がかかっている。

再試になった原因は、慢心からくる単純な勉強不足だ。前期にも同じ教員による数学の講義が開講されていた経験から「まぁ前日に過去問みて、公式覚えておけば大丈夫だろ。」という気持ちを抱いていた。直前の週末まで手を付けていなかったことからも慢心していたことがうかがい知れる。だが、試験数日前の行動から”ネタ枠”と称されることになる。

この年の数学Ⅱの試験日はセンター試験のあった週末が開けた火曜日。

察しのいい方は少し見当がついているかもしれない。

地理好きな私は、その週末に息抜きと称してこの年の地理の問題を解いていたのだ。こんなことして再試になったものだから当然いじられる。

その時間を数学の試験対策に充てていたら受かっていたのでは?と。

当の本人である私はというと、試験の出来があまりにも悪すぎて、終わった時から再試を薄っすら意識し、再試を確信した瞬間、どうでも良くなりテンションが上がっていた。自虐に走り、再試になったことはネタに昇華した。

どうやら私、賢くないのに、同級生から再試にならない人間と認知されていたようで、その意外性から話すと驚かれた。また「数学、再試ですw」とピンピンしながら話していたことから、若干怪奇な目で見られたような感じもあった。

試験がすべて終わり、成績開示の日。
ではなく、解説講義の日。
弊校は逸般の大学らしく、試験後に解説講義がほぼ全ての科目である。その日、数学の答案が返却された。

点数は確か24点。

先述の通り試験の得点の平方根を10倍したもので成績評価を行なう。したがって合格点は36点だ。余裕で不合格である。確信が事実に変わった。既にネタに昇華していたので、特段落ち込むことはなく、「あ~やっぱりか~」と内心思い、「見て~w」と友達に見せびらかしていた。

その後、復習を行い、大学に上納金(再試験料)2000円を納め、無事再試験で合格。単位認定される運びとなった。

これが事の噸末である。やはり、慢心していると足を掬われるようだ。