薬学生のサイクルブログ

とある薬学生がのんびり気ままに書くブログ

コラム「何か資格って取った方がいいですか?」

後輩から「何か資格って取った方がいいですか?」という相談をたまに受けることがある。自分自身が危険物取扱者の資格を持ってたり、落ちたといえど気象予報士試験を受験してたりしたが、薬学部自体、薬剤師免許取得が目標である学部であるから薬剤師免許さえ取れてしまえば他の資格は無くてもどうにかなる。まぁ強いて言うなら運転免許くらいだろう。学生の分際でこんなこと言えるものではないが。

弊校が立地する土地柄、運転免許は既に持ってるか、取りに行っていることが多いため、この手の質問には受験経験のある危険物取扱者TOEICをオススメしている。

とはいえ、「取りたきゃ取ればええし、必要でない限り無理して取らんでええ」というのが僕のスタンスだ。

そして質問を深掘りしていくと、大体は就活の際に活かしたいというのに帰結していく。しかしながらTOEIC等の語学系資格を除き、持っているからといって有利になることはほとんど無い。経団連が実施した採用と大学改革への期待に関するアンケートの結果をみても、専門資格はそれほど重要でないことが判る。

出典:採用と大学改革への期待に関するアンケート結果 経団連 2022年1月18日発表 https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/004_kekka.pdf



じゃあTOEICはどうなのー?というと、先ほどのアンケート結果を見るに外国語能力はあまり重要視されていない。だが、ESの資格欄に別立てで記入欄があったり、募集要項等で英語力が求められたりする点を見るに、少なくとも持っていることである程度の評価を得られそうなことがうかがい知れる。あくまで推測の話であるが。

そんでもって薬学部の場合、薬剤師免許を取得することが前提の就活であることが多いため、なおさら他の資格は重要視されにくい。

私自身、危険物取扱者の資格を取ったはいいものの、何も活かせていないのが現状であるし、気象予報士試験に至っては完全に趣味だ。なんなら気象予報士試験の方に関しては、同じお金で電気工事士2種を取得したほうが実生活に役立ったのではないかとさえ思っている。(600V以下の電気工事を自前でできるのは強い)

まぁただ資格取得には、主体性と実行力、学び続ける力が伴わないとなし得ないものであるから、その過程に関しては就活に活かせるだろう。(おわり)