今年の初め、気象予報士試験の受験宣言をし、8月の末に受験してきた私。
先日、受験結果が出たのでご報告。
結果はもちろん不合格。
最低限狙っていた科目免除もできなかった。
言わずもがなこの結果は不勉強によるところだ。
思いの外、実務実習は忙しかった。
業務後に自己研鑽に励んでいる薬剤師の先生方を見て「すげーな」と思った。
受験宣言した記事を見返してみると
一番大きな理由としては、五年次に講義が無いから。
なんてこと書いていたけど、蓋を開けてみれば
「講義が無い=暇」
ではなく、実習日誌の作成など追われるものが何も無いという訳でも無かった。
しかしながら、勉強する時間が全く無かった訳でもなく、実習日誌さえ書いてしまえば自由な時間はかなり確保できる。
そう、行き着く先は己の自己管理の甘さである。
モチベーションを保ちながら勉強し続けるのって大変なのよね。
そう思うと弊学部の教育カリキュラムはよく考えられてたりするな~と思う。
実習が終わり、卒業研究が本格的に始まった。
相変わらず時間の自由度は高いが、あれもこれもと様々なものに手を出そうとすると時間が足りない。卒研と大学の国試対策で一週間が回っている。予報士試験の勉強する時間は無くは無いが、次の1月の試験には勉強量が間に合わない。仮にできたとしても身体を壊す自信がある。次の試験は受験するのを見送ろうと思う。
まぁ前泊のノウハウが得られたのは大きな収穫だったね。
ここからは試験レポート兼紀行記である。
予報士試験の会場は大阪の天満だった。
始発で行けば間に合わなくも無かったが、念のため前泊をすることにした。
国試も前泊することになるだろうし、その練習にもなるしねw
近鉄特急に乗って5時前に大阪に着いた。鶴橋で環状線に乗り換え桜ノ宮で下車。前泊地である天満のアパホテルへと向かった。
サクッとチェックインを済まして、受験会場の下見と夕食を兼ねて天満駅へ。
受験会場は裏路地みたいな場所にあって日が暮れたら通りたくないなと思う場所であった。夕食は天満駅前の串カツ屋で串カツを堪能した。
その後はホテルに戻り、勉強した。最後の悪足掻きである。夕食時にお酒を飲んでいた割には案外勉強は捗ったが、勉強できる量はしれている。前日は寝るに限る。恐らく国試の時もこうなるは見当がつくので、国試に向けてノート1冊に要点をまとめておこうと思った。
翌日、試験当日である。朝食を平らげて試験会場へと向かう。
思いの外、人が多い。恐らくビル丸々貸し切っているのだろうなと思った。
そして試験が始まる。勉強不足なので案の定解けない。でも折角なので時間をフルに使って解く。一般知識、専門知識の試験が終わり、午前の部は終わった。
昼食を食べ、午後の試験に挑んだ。午後の試験は実技試験である。
一つ驚いたことだが、気象予報士試験は午前の試験だけ受験して帰る棄権者がそれなりにいることである。不合格であっても練習にはなるのだから最後まで受けていけばいいのにと思うのだが……
試験開始の合図とともに「ビリビリ!!!」という破音が会場に響き渡る。
問題冊子が切り離せるようだ。
実技試験は天気図を見て答える試験であるので、解らなくて見てわかることを自分なりに書いて答えた。受からないことは目に見えていたので、途中退席しようと考えてたけど、必死に解いていたら結局試験時間丸々使い切ってた。
感想としては、とにかく勉強不足で解けない感じであった。この試験の鬼門は恐らく勉強時間の確保であろうと思う。
そのまま真っ直ぐ帰っても面白くないので、帰りは環状線を大回り乗車し鶴橋で降りた。そこから売店で柿の葉寿司を買って、鶴橋の高架下をふらつく。551の豚まん食べたいなぁーとふと思い難波へ。ここまで来るとある種の奇行である。帰りの特急券を押さえてからなんばウォークをふらつき551の豚まんを購入。特急に乗る前にお酒とかおつまみをさらに購入し、特急に乗って帰った。
お酒を片手に弁当を食べながら列車に揺られるのはある種の旅情を感じる。
柿の葉寿司とキンパでお腹が膨れたので551の豚まんは結局家に着いてから食べた。
またいつか気象予報士試験は受けたい。(おわり)