みなさまごきげんよう。弊校、長かった試験も終わり、まだ解説が残っているものの実質夏休み突入です。夏休みどれぐらい自転車に乗れるのだろう。暑さのあまりあまり乗らなさそうな気もするが......
今回は、高校時代の恩師から卒業祝いがてら貰ったチェーンリングを利用して時計を作ったお話です。
以前、貰ったチェーンリングを磨いた記事を書きましたが、実はその時貰ったチェーンリングはそれだけではなく、あともう二枚あったんですよねw
sanden-cyclist.hatenablog.com
でもその二枚がちょっと曲者だったんですよね......
この写真を見てもらうとわかると思うのですが、インナー用と思われる小さなチェーンリングは六つ穴だし、厚歯の大きいものは明らかにPCDが144より大きい。これではなかなか適合するクランクが見つからないだろうし、あったとしても値が張りそうだ。
このままだと、使い道がなさそうだな。
かと言ってタンスの肥やしにするのも勿体ない。
さてどうする。
インテリアとして部屋に飾ってしまえばいいのである。
そのままではあまり映えないので時計としてね。
思いついたらすぐ行動。
頭の中にざっと構想を描いてホムセンと100均をはしごし材料を買いそろえる。
買ってきたのは
- ミニムーブメント×1
- M5の20㎜ステンボルト×11
- M5のステンワッシャー×11
- M5のステンナット×11
- スチレンボード×1
チェーンリングとムーブメントを固定するのは板だったら何でも良かったので、軽くてかつ、加工のしやすそうなスチレンボードをチョイス。テキトーに買ってきたらホワイトボードマーカーが使える代物だったw
まずはピカールでチェーンリングを磨いていく。
研磨前
研磨後
小さな方に関しては、磨くとかなり光沢が出てきてとても美しくなった。
お次はスチレンボードの下穴開け
ピンバイズを使って開ける。
ここでの精度が出来栄えに大きく影響してくるので慎重に。
先のとがったものを利用して、穴をあける位置を予め決めてから開けていく。
まずはムーブメントを固定する穴を開け、それからチェーンリングを固定する穴の掘削位置を決めていった。
穴をすべて開け終わったらチェーンリングを固定していく。
チェーンリングの次はムーブメントを裏から固定する。
そして、完成!
チェーンリングを磨くのに時間を取られたけど、それ以外はサックっと出来て10分ほどでできた。六つ穴のチェーンリングがいい感じに仕事をしてくれてるので、大まかな時間は掴める。
一応これ、壁掛けのムーブメントで壁掛け用の穴が空いてるのだが、如何せんかける壁がないので机に立て掛けて使っている。たまにずり落ちてくるのはご愛嬌(おしまい)