ごきげんよう。
皆様は自転車で夜な夜な走ったことがあるだろうか?
私は、年に数回だけだがナイトランを行っている。
正直、ナイトランは好きだ。
なんだろう......こう......上手く言語化できないけど、あの非日常感がたまんない。
言語化できないのは、ブロガーとしていかがなものと思うが、本当にあの非日常感がたまらん。
街灯のない真っ暗闇の山道を、ライトを点け、ただ一人自転車で走るのは、非日常そのものだ。
特に深夜帯に走ると、寝なくちゃいけないのに起きてる背徳感が合わさって、さらに非日常感が増す。
いつもなら交通量が多い市街地も夜になると交通量が減っていつもとは違う趣を見せてくれる。
さらに、夜にパンク等のトラブルに見舞われると、普段よりも強い絶望感、不安を味わうが、それが後日記憶の中で美化されて、より一層非日常感に拍車をかける。
夜走っている時に、足がつった時はかなりの絶望を感じたが、今となってはいい思い出だ。
また、一度夜間走行中にパンクに見舞われ、チューブの交換をしたことがある。
パンクをしたときは、えぇ() うそ~() となったが、ルマン24時間で夜間にトラブルが発生したときみたいで、ちょっと面白かった。
街灯のない真っ暗な山道や田園地帯の道を走れば美しい夜空だって見える。
そんな場所を夜に走る機会があれば、一度止まってライトの電源を切ってみて欲しい。
晴れいて、月が出ていなければ、そこには美しい星空が広がっていることだろう。
空気が澄んでいる冬場であれば、より美しくより綺麗に。
夜な夜な走って、日の出を迎え、そして朝日を浴びて走っている時に得られる達成感もナイトライドのいいところだ。
そして夕方から夜へ変わっている風景を楽しめるのも、ナイトライドだけだ。
夕暮れに赤く染まった空が水面に反射するのは美しく、赤く染まった空と影で黒く染まった山々との対比もまた美しい。
夜な夜な一人で走るの怖くないのか?と思われる方も見えるだろう。
そりゃあ怖いに決まってる。
定番の”おばけこわい”もあるし、自分自身まだ遭遇したことないけど、野生動物との遭遇だってある。そして真っ暗闇の中でトラブルに見舞われたらどうしようという不安も。
ただ、定番の”おばけこわい”に関しては、全部ライトの仕業にしておけば怖さは克服できる。ライトの光が森の木々に当たってその影が人影っぽく見えているだけだからねw
また複数人で走るのも手だ。複数人で走れば”おばけこわい”は解消できるし、何かトラブルに見舞われた際の不安や絶望感も和らげてくれる。
何より夜というエッセンスが楽しいグループライドをより楽しいものにしてくれる。
本当にナイトライドは楽しい。そしてあの非日常感がたまらん。皆様も一度夜に自転車で駆けてみてはいかかだろうか。